Staff

「すべての人」が、自分らしく楽しく運動できるように。
クルルの想いをデザインし、すみずみまで息づかせる。

菊池光義

Mitsuyoshi Kikuchi

クリエイティブディレクター / 2021年/中途入社

インタビュー / スタッフ紹介

1.自己紹介をお願いします

お客様の目に触れるものすべてを、魅力的にデザインする。

――現在、どんなお仕事をされていますか?

菊池

お客様の目に触れるもの全般のデザインを担当しています。具体的には、店舗の設計および内装デザイン、ロゴ・グッズなどのデザインおよび制作、WebサイトやSNSでの情報発信、ポスターやリーフレット類の印刷物のデザインなどです。最近では、プレスリリースの作成など広報の業務も行うようになりました。

――これまでのキャリアを教えてください。

菊池

2012年に美術系の大学を卒業後、フリーランスでデザイナーとして活動していました。その後、知人の紹介でクルルの仕事を請け負うようになり、そのご縁で2021年にクリエイティブディレクターとしてクルルに入社しました。

2.クルルへ入社した動機を教えてください

本当に信頼できると感じたから、想いを叶えたいと強く思った。
チームという船に乗り、自分の立場から大きな未来を創っていきたい。

――どういった経緯で、入社を決めたのでしょう?

菊池

僕はもともと外部のデザイナーとして、エビジムの店舗づくりやデザイン業務に携わっていました。そこからご縁があってクリエイティブディレクターとして参加しました。なぜ参加したのか?というと様々な理由がありますが、一言で言えば、代表の山田の誠実さに惹かれたからです。

共通の知人を通して山田と出会ったのですが、実は最初はデザインのお話をお断りしていたんです。僕がフリーランスとして受けていた仕事のメインはインテリア小物や家具のデザインや設計で、ごくたまに依頼が高じてついでに店舗のデザインも手掛けることがある、といった程度でした。最初に山田より話を受けたのは店舗のデザインで、当時としては店舗は専門ではないためもっと適したデザイナーを紹介します、とお断りしていたのです。

でもそのときにこの人は本当に誠実だなと感じたのは、ちゃんと会ってどんな人かを見て仕事をするのを大切にしていること。そして僕が手掛けたデザインには人柄が出ていて、専門がどうということではなく、人として信頼できるからお願いしたいと思った、と本当に嬉しい話をしてもらいました。仕事ってやっぱりどれだけ技術があるか、コストが抑えられるかという話になることも多いと思うのですが、「人を大切にしている」という山田の誠実さに魅了された瞬間でした。

それからは外部のデザイナーとして店舗の設計および内装デザイン、ロゴ・グッズなどのデザインおよび制作、Webサイトなど様々なものを作ってきました。山田の人を大切にするという想いは一貫していて、それはクルルの理念にも深く反映されていると思うのですが、どれも共感して一緒に叶えていきたいなと思うものばかりでした。もちろん、一緒に働くメンバーも大切にしていて、本当に心から尊敬できる上司です。

そこから事業が成長するにつれ、色々な専門分野を持つプロフェッショナルな方々が入社され、チームの力が増して、仕事の幅も想いを届けられる方もさらに拡がりました。いまはフリーランスのときと違って、自分だけの力ではこれまで到達できなかった未来を目指すことが出来る。それって本当に楽しくワクワクすることで、クルルの想いをこのチームという船で、もっと多くの方々に届けてゆきたいと考えるようになりました。

同時に、この船の中で、デザインが専門領域の僕だからこそ出来る仕事があると思い、今度は代表山田に想いを伝え、ご縁を頂いて入社しました。

3.現在のお仕事について教えてください

クルルの想いを、すみずみまで息づかせる。
すべての人が自分らしく、運動を楽しめるように。

――お仕事ではどのようなことを大切にしていますか?

菊池

「すべての人に、”こころと身体を動かす”運動習慣を」というクルルの想いを、デザインで表現する仕事をしています。
例えば店舗づくりのことを例に挙げて説明すると、店舗にいらっしゃるお客様に心地よいと感じてもらうためにはどんなデザインにするべきだろうか?トレーニングを行う際にはどんなレイアウトであればお客様が使いやすいだろうか?というユーザー目線を持つということです。

運動を比較的行っていた方はもちろん、運動に慣れていない方にもエビジムに来てよかったと感じてもらいたい。そのためには「トレーニング室」ひとつとっても、「私はこの空間にいていいのかな」と不安に思うような空間ではなく、誰もが心地よいと思ってもらわないといけないかなと考えています。

実際に、パーソナルジムの中には「トレーニング室」のような体育会系色の強いジムも多いように思えて、エビジムは運動が得意な方も、そうでない方も、誰もおいていかないような空間にできたらなと思いながらデザインしています。

Webサイトやロゴ、リーフレットやポスターも、空間づくりと同様です。すべてのお客様に安心していただけて、心地よいお店だなと感じられるように。もっと言えば通いながら運動習慣が身に着けるお手伝いができたらという想いを込めて制作しています。

――お仕事のやりがいを教えてください。

菊池

お客様や社内のメンバーに、デザインしたものを喜んでもらえることが一番のやりがいです。
大切な人にイラストを描いてプレゼントして、喜んでもらえたら嬉しいと思うんです。そんな感覚に似ていますね。

――これまでクルルで働くなかで、嬉しかったエピソードを教えてください。

菊池

嬉しかったことはたくさんあります!例えばトレーナーから、店舗が気に入って通うようになったというお客様の声がありました、と初めて聞いたときは凄く嬉しかったですね。少しでもデザインに込めた想いが届いているのかな、と嬉しい気持ちになりました。

ほかにも、『ボディブック』という身体の特徴をタイプ別にまとめた冊子を作ったときに、トレーナーから「お客様との会話が弾んですごく良いです!」と言っていただけたり、来店されたお客様から「ほかのジムよりも雰囲気が良かった」という感想をいただけたりしたときも、デザイナーとして本当に嬉しかったです。

――クルルに入ってから、考え方が変わった点はありますか?

菊池

「お客様」の視点に加えて、「社会的な」大きな角度からの視点を持つようになったと思います。
今までは、「お客様に喜んでいただけるように」と考えることが多かったのですが、今は「すべての方の人生をより豊かに、素敵なものにするためには何が必要か」という考えを持つようになりました。

例えば、昔は恥ずかしながら、「プラスチックを使いません」という取り組みを、あまり自分事として捉えていなかったんです。でも、クルルでの仕事を通して、もうひとつ上の視点というか。現在の自分たちの暮らしのことだけでなく、10年後20年後の、これからの暮らしのことも考える必要があるなと考えるようになりました。

クルルのすべての人に運動習慣を持ってもらいたいという想いを適えるためには、その後もずっと運動ができる場を提供しないといけない。そのためにはいまの豊かな暮らしを、これからもずっと継続させる努力をする必要があります。

エビジムでは飲料水の提供をペットボトルからウォーターサーバーに切り替えたのですが、それもこれからの未来に向けたものです。本当に小さなことですが、目の前のことだけではなく、これから先のことにも想いを馳せて、「何ができるだろうか?」と考えるような感覚です。これは僕の中で、大きく変わったことだと思います。

4.クルルという会社について教えてください

ひたむきに努力する、素直で誠実なトレーナーたち。
その姿が愛おしく、心から大切に思う。

―――会社の「想い」に共感している点を教えてください。

菊池

「トレーナー」という職業をより働きやすく、社会から尊敬される素晴らしいものに変えていく、という想いにとても共感しています!
パーソナルトレーナーの業界は発展途上で、トレーナーとして一生働ける職場環境が整っているとはまだまだ言い難い状況ですが、この状況は実は、デザイナー業界と似ていると感じています。だから僕はトレーナーのことを心から応援していますし、とても大切に思っています。トレーナーが自らの仕事を愛し、一生楽しく働けるような職場環境をつくっていきたいと強く思っています!

――会社には、どのような性格・個性のメンバーが多いですか?

菊池

とにかく素直で誠実で、ひたむきに頑張っているメンバーが多いと思います!例えばトレーナーはまだ20代前半の人が多いのですが、お客様に喜んでいただけるにはどうすればいいか?と真剣に考えて実践し、落ち込むこともあるけれどめげずに取り組んでいる姿は本当に愛おしいです。
運営チームには、専門分野を明確に持つプロフェッショナルな方が多く、全員が経験や体験に根差した運動習慣への情熱をもっています。こうした多様な想いが合わさるからこそ、より広い範囲の方に運動習慣の素晴らしさを伝えていくことができると感じています。

――クルルの好きなところを教えてください。

菊池

自由なところです。自分の役割以外でも、提案して「良いね!」となれば、すぐに反映してもらえます。自分が良いと思ったことをどんどん提案し、実行し、結果を得られるのはすごく楽しいです!もちろん自分の提案したことに責任は伴いますが、自分のやりたいことを自由にできる環境は、とても気に入っています。

――クルルの改善点を教えてください。

菊池

現場のトレーナー全員と対面で話せる場を、もっと増やせたらいいなと思っています。トレーナーの気持ちや考えは、嬉しいことも悩んでいることも、前向きなこともそうでないことも、遠慮なく話してくれたら嬉しいです。何か力になれることがあったら、全力でサポートしていきたいと思っています。

5.クルルで、今後挑戦したいこと

「トレーナー」という仕事を愛する人が、誇りをもって一生活躍していける。
そんな環境をつくっていきたい!

――今後、やってみたいことを教えてください。

菊池

パーソナルトレーナーとして、誇りをもって一生活躍していけるような選択肢をつくりたいです。パーソナルトレーナーの将来って、何があるの?と問われると、独立して店舗を持つことぐらいしか今はイメージしにくい状態かもしれません。

でも、例えば一緒に店舗デザインを経験したり、スポーツメーカーと共同で商品開発したりと、スポーツトレーナーとしての知見を活かせる仕事はたくさんあると思うんです。そんな選択肢を一つひとつ作ることで、運動やトレーニングを愛する人が、夢を持ってトレーナーになり、誇りをもち、一生活躍できるような環境をつくっていきたいです!
いずれはトレーナーになりたい人向けの学校をつくり、「トレーナーになるための知識やノウハウをクルルが教える」というところまで実現してゆけたら素敵だなと思っています。

あとは、Vellsで行っている子供向けのイベントをもっと増やしたり、子供と一緒にできるトレーニングや、妊婦さん向けのトレーニングを新たに開発できたりしたらいいなと思っています。

――将来の夢を教えてください。5年後10年後、どんな人物になっていたいですか?

菊池

デザインの力を活かし、クルルの可能性を広げていきたいと思っています!デザインには、見た目や形をデザインするだけではなく、「お客様はどうしたら使いやすいだろうか?」と、物事をお客様に伝える力があると思います。デザインによってクルルの想いを多くの方に伝えていくこと。そして事業の幅を広げてゆき、運動の楽しさを届けることによって、自分らしく、幸せに暮らす人を増やしていきたいと思っています!

RECRUITMENT